長期の出張において、ホテルでの生活がどうしても単調かつ不便になりがちです。
しかし、工夫次第でその滞在はずっと心地よく、そして清潔に保つことが可能です。
窮屈なスーツケースの中だけでなく、ホテルの一室でも、快適な生活リズムを築くヒントがあります。
どうすれば毎日をフレッシュに保ちながら、洗濯物に囲まれずに過ごせるのか。
効率的に洗濯をこなすテクニックと、ホテル滞在をより豊かにするためのアドバイスをご紹介します。
お部屋のコンパクトなスペースを最大限に活用し、洗濯に取り組む小さな変化が、出張のストレスを減らす鍵となります。
次の本文では、疲れ知らずの連泊術として、清潔感溢れるホテルライフを実践するコツをお教えいたします。
続きをお楽しみに。
長期出張中に衣類を洗濯する方法
長期出張をしているとどうしても洗濯物が溜まっていきます。
週末にしか休みがなく洗濯できない場合は下着やTシャツだけで7枚もたまるので結構な物量になります。
長期出張に洗濯は付き物です。
まずはどんな洗濯方法があるか4種類の方法を紹介します。
皆様それぞれに合った洗濯方法が見つかればいいなと思います。
ホテル備え付けの洗濯機を利用する
まず1番定番なのがホテルについている洗濯機を利用する方法です。
ビジネスホテルや民宿にはほとんどの場合洗濯機がついています。
ホテルの案内を見て探していただけると大体1階の影のところとか、大浴場の側とか、意外とあるのが最上階に共用スペースとして自動販売機や製氷機などと一緒に設置してあります。
夜ホテルに帰ってきてからご自身で洗濯機を利用して洗濯しましょう。
ホテルの洗濯機料金目安
10年以上200日以上のビジネスホテル生活をしている私の感覚でいうと大体1回洗濯のみで300円ぐらいが相場かなと思います。
高いところで500円。安いところでは無料!というところもありました。
乾燥機能はほとんどの場合また別途料金がかかりますのでご注意ください。
ホテル洗濯機利用のメリット
ホテルから出る必要がないのでルームウエアで洗濯機のあるところまで移動でき洗濯することができます。
どこかに外出する手間がないのはいいですね!
また、台数は2~4台設置していることが多いです。
ホテル洗濯機利用のデメリット
共用スペースに設置してありますから当然宿泊者全員が利用できます。
台数は2~4台設置していることが多いですから当然タイミングが悪ければ洗濯機が全て使用中のこともあります。
6時~8時の間は特に利用するお客が多いので時間をずらすのも手です。
また、週末の夜は特に混み合いますので時間に注意しましょう。
ご自身の洗濯が終わったら置いておかないですぐ回収するのがマナーです。
ホテルによっては時間が過ぎるとフロントへ預けられることもあります。
最近はホテルの部屋から洗濯機が開いているかテレビに表示が出て確認できるサービスがついている場合もありますので上手く利用しましょう。
また多くの場合洗剤や柔軟剤は自身で準備する必要があります。
ホテル近隣のコインランドリーを利用する
出張中洗濯の方法にホテル近隣のコインランドリーを利用するという方法があります。
近隣にコインランドリーがない場合もありますのでまずは検索して調べてみましょう。
コインランドリー洗濯機料金目安
ホテル備え付けの洗濯機と比較して若干高い印象があります。
ホテルでは1回洗濯するのに200円~300円ぐらいが目安でしたがコインランドリーでは300円~500円ぐらいが目安です。
洗濯機が大きいことが多いので値段設定もだとかと思います。
コインランドリーのメリット
多くの場合ですが洗剤と柔軟剤が自動で投入されます。
外出先で洗剤を持参しなくていいのはメリットでしょう。
ランドリーに自動投入と記載あると思いますので確認してみてください。
また、ランドリーの大きさが様々なタイプがあることが多いです。
1週間分をまとめて洗濯する際は大きめのタイプが必要になりますから1回で洗濯できるタイプが置いてあるコインランドリーは時間も短縮できますしメリットでしょう。
また、場所によっては洗濯中に退屈しないように漫画や雑誌を置いているランドリー、最近では無料Wi-Fiが飛んでいるランドリーもあります。
コインランドリーのデメリット
ホテル備え付けの洗濯機に比べると値段が高めになっています。
また、1週間分の様にまとめて洗濯する方にはいいのですが、こまめに洗濯する方には1つ1つのランドリーが大きいことがあります。
ホテルより外出することになるため、ランドリーランドリーを使用している時間は待ち時間になってしまうこともデメリットでしょう。
ホテルのクリーニングサービスを利用する
ホテルにクリーニングサービスが付いている場合もあります。
部屋に入った時に説明書きがあることが多いです。
タイプは色々ですが、備え付けの袋に入れば1回1000円というタイプやワイシャツ1枚200円というような価格設定がされています。
ご自身で洗濯機やコインランドリーを利用する時より大分価格設定が高くなっています。
ただ、値段さえ気にしなければ部屋に畳んだ状態で持ってきてただけるクリーニングサービスは一番快適なものかと思います。
部屋で手洗いする
最後になりますがご自身で部屋で手洗いするという方法があります。
手洗いするには少しコツが必要です。
洗面台に水をためて洗濯洗剤を足し、手でもみ洗いをします。
シャンプーや手洗い洗剤で代用する方もいらっしゃるようですがあまりおすすめはしません。
数回だけ洗うなのならいいのですが「泡切れがよくないこと」「独特のにおいが残ること」から複数回洗うのでしたら洗濯用洗剤を使用するのがおすすめです。
手洗いの洗濯を楽にする便利グッツとしてウオッシュバッグというものを利用するのもおすすめです。
防水性のバックに洗濯物と洗剤、水を入れて振ることによって洗い作業を簡易化できます。
結構体力がいるのでその点だけは注意が必要です。
洗面台に水を足してすすぎ作業をします。
複数回しっかりすすぎ作業をしないと洗剤が残って嫌なにおいが残ってしまいますので十分にすすぎ作業をしましょう。
ウオッシュバッグを利用するとこの工程も水を入れて振ることで簡易化できます。
こちらも結構体力がいるのでその点だけは注意が必要です。
よくすすいだ後に、ギュッとしっかり搾り水を切りましょう。
しっかり脱水しないと乾きが悪く生乾きの匂いが残ることがあります。
手で絞るだけでは洗濯機の様には中々脱水できません。
強く雑巾搾りをすると服が延びてしまう可能性が高いのであまりおすすめしません。
水を切った後に渇いたバスタオルなどで挟んであげ、ぎゅっと絞るとタオルへ水分が移動しますのでしっかり脱水されます。
水泳選手がよく使用するセーム(速乾性が高いタオル)を1つ持っておくと何回も脱水出来ていいです。
洗った洗濯物を乾かす方法
洗った洗濯物は当然乾かさなければなりません。
乾かし方にも色々ありますので1つずつ紹介していきます。
ホテル備え付けの衣類用乾燥機を利用する
ホテルに洗濯機が備え付けてある場合の多くは乾燥機も備え付けてあることが多いです。
下段の洗濯機が終ったら上段の乾燥機へというのが流れかなと思います。
30分100円~200円ぐらいで使用できます。
洗濯物の量で乾燥までにかかる時間は異なりますが、1時間~1時間30分程回すことによって洗濯物が乾きますので300円~600円程かかります。
干す場所を考える労力が不要なのもいい点です。
コインランドリーの乾燥機を利用する
コインランドリーの多くには洗濯機と乾燥機がセットになっているタイプが多いです。
洗濯が終ったらそのまま乾燥もセットの料金となっているタイプを利用すると乾燥をわざわざ考える必要はありません。
だいたい800円~1200円程で洗濯から乾燥までセットで実施してくれるので便利です。
また、ホテル備え付けの乾燥機は電気乾燥機が多いですがコインランドリーはガス乾燥機が多いです。
乾燥するスピードが断然ガスの方が早いので時短という意味ではこちらの方が効率的かもしれません。
だいたい1時間から1時間半程度で洗濯から乾燥までの作業を終了してくれます。
干す場所を考える労力が不要なのもいい点です。
部屋に干す
洗濯が終わったものを部屋に持ち込んで部屋干しするというのが結構定番ではないでしょうか。
どこに干すのかというとユニットバスの仕切りバーが付いている箇所やタオル置きに引っ掛けたりが定番の場所です。
ハンガーは大抵数本部屋に備え付けてありますし、フロントに言えば追加で貸してくれることが多いです。
折りたたみハンガーを持参しておくと困ることはないかと思います。
洗濯ロープを持っていって出っ張りに引っ掛けて干すというのも定番ですが、引っ掛ける場所を探すのに苦労するかもしれません。
出っ張ているライトなどに引っ掛けてはホテルの備品を壊してしまう可能性がありますので注意しましょう。
キャンプ等で使用する折りたたみ式のハンギングラックというものはご存じでしょうか?
ハンギングラックを持っていくと干す場所には困りませんのでおすすめです。
エアコンが備え付けてあれば送風にしておくと洗濯物が乾くのが圧倒的に早くなりますのでおすすめです。
ホテルで洗濯をする際のおすすめ便利グッツを紹介
ホテルで洗濯する際にちょこっとしたグッツを持っていると洗濯にかかる労力が一気に楽になります。
私が実際に使用したものも含めて紹介していきたいと思います。
洗濯物を運搬する「折りたたみ洗濯かご(ランドリーバスケット)」
折りたたみ機能が付いているランドリーバックを一つ持ち歩くと洗濯物の保管にも便利です。
「自立して床置き出来る」「折りたためて持ち運べる」「持ち手が付いており持ち運びできる」
以上3点に注意してお好みのものを使用してみてください。
自分で手洗いするにしろコインランドリーを使用するにしろ洗濯物をまとめるのに1つ持っていった方が良いものです。
私は無印良品さんの「ナイロンメッシュランドリーバッグ」というものを使用しています。
洗濯の必需品「洗濯洗剤」
洗濯をする前提でホテルに泊まる際は洗濯洗剤を持っていくことを強く勧めます。
ボディーソープやシャンプーでは泡切れが悪く嫌な臭いが残ることがあります。
また、衣類を洗う用に作られていないため汚れを落とすのも不十分になります。
自宅で使用している洗剤を小分けのボトルに入れていってもいいですし、1回分が小分けにされて売っているものもドラッグストアに売っていますのでご利用すると便利です。
洗濯物を干す「折り畳みハンガー」
こちらは部屋干しをする方におすすめのグッツです。
普通のハンガーを持っていってもいいのですが持ち運ぶ際にかさばり、結構邪魔になります。
長期出張が多い方には折りたたみハンガーを出張グッツに入れておくこともおすすめです。
折りたたんでコンパクトになりますのでスーツケースの中にサッとしまっておけます。
私は無印良品さんの折りたたみアルミハンガーを5本程常に持ち歩いています。
洗濯物を干す「ピンチハンガー」
こちらも部屋干しをする方におすすめのグッツです。
洗濯物の中には靴下や下着の様に小物も含まれています。
それらのグッツは小型のピンチハンガーを持っていくことで解決します。
私は無印良品さんの「アルミ 角形ハンガー」というものを使用していますが簡易的なものは色々売っていますので
ピンチの数として1週間で靴下と下着各7枚になるので14~16ピンチついているものがいいかと思います。
洗濯物を干す「ハンギングラック」
こちらも部屋干しをする方におすすめのグッツです。
部屋干しでは干す場所に困ることがあります。
1日~2日程度の量でしたらタオル置き場等ユニットバス内に干す場所も確保できますが、1週間分となると中々干す場所がなく大変です。
ハンギングラックを持参するとホテルについてロープを引っ掛ける場所を探さなくてもよくなります。
部屋の広さがあまりにも狭い場合はおけないこともありますのでその点掛けは注意が必要です。
私はNaturehike(ネイチャーハイク)さんの「ハンギングラック」を使用しています。
組み立てて広げた際、足の幅が他のハンギングラックに比べて狭いので大抵のビジネスホテルで使用できます。
手洗いする「ウオッシュバッグ」
手洗いする方にはウオッシュバッグがおすすめです。
「洗い」「すすぎ」という2つの工程が振るだけで良いということですごく楽になります。
ただ注意点として多くの洗濯物を1度に入れると結構な重労働になりますのでご注意ください。
筋トレも一緒にしようと考える方にはいいかもしれません(笑)
まとめ
ビジネスホテルを利用する際の洗濯事情について色々紹介させて頂きました。
皆さんに役立つ情報になればと思います。