ホテルでの滞在は、ゲストとしての最低限のマナーが求められる場でもあります。
しかし、忙しい出張や旅行の際にはついつい見逃してしまうこともあるかもしれません。
この記事では、ホテルでのマナー違反に焦点を当て、気軽にできる配慮や行動のポイントを紹介します。
お互いが気持ちよく宿泊できるためには、ルールを守るだけでなく、相手を思いやる心が重要です。
ホテルでの滞在を円滑に進めるための行動について、詳しく見ていきましょう。
チェックイン時の注意点
ホテル到着時には、混雑時やスタッフの忙しい時間帯にも丁寧な態度を心掛けましょう。
16時~18時頃はチェックインが混む時間になっています。
予約情報を確認し、必要な手続きをスムーズに進めることが重要です。
予約サイトで予約した番号やご自身の身分証明書などはスムーズに出せるように準備しておきましょう。
ホテルの会員証があるとチェックインをスムーズに行うことができますので事前登録できるものはインターネットで済ませておきましょう。
詳しくは下記記事を参照ください。
ホテル施設の利用方法
ホテル内の施設や設備を利用する際には、注意書きや案内をしっかり確認しましょう。
他のゲストへの配慮を忘れず、施設を清潔に保つことが大切です。
共同のトイレや大浴場を汚してしまった場合などは怒られませんのでフロントのスタッフまで連絡しましょう。
騒音問題!他のゲストへの配慮
客室内での騒音は他のゲストに迷惑をかけることがあります。
夜間は特に音量に注意し、他の方の安眠を優先しましょう。
テレビの音や音楽もそうですが、電話、LINE通話やSkypeなどの声の方が結構響きます。
通話する時間に注意しながらお互いに気持ちよく宿泊しましょう。
また、ロビーなどで友人や同僚と話す際も時間帯を考えて行動しましょう。
通路での大声も目立ちますので大声を出さない、走らないようにしましょう。
ホテルのアメニティは持ち帰らないで!
ホテルの部屋には各種アメニティが備え付けてあります。
使い捨ての歯ブラシやくし、お茶やコーヒー、髭剃りなどの消耗品は毎日補充交換されるものなので持ち帰っても問題ないでしょう。
ただし、バスタオルやフェイスタオル、バスマットや寝巻などはホテル側で洗濯をして繰り返し使用するものです。
ホテルの備品を持ち帰ることは基本的に禁止されておりますのでマナーを守って使用しましょう。
電気ポットやドライヤーなどは持ち帰るとただの窃盗ですよ。
もし気に入ったホテルのタオルやバスローブ、パジャマなどがあればオリジナルグッズを販売しているホテルもあります。
フロントに問い合わせしてみましょう。
チェックアウトは確実に!
チェックアウト時には、料金清算をスムーズに行うために事前に確認をしておきましょう。
不明な点があればスタッフに相談し、円滑な手続きを心がけましょう。
チェックアウトをしないで帰るのはだめです。
最後に清算がある場合もありますので急いでいてもチェックアウトを必ず行いましょう。
最近はルームキーを入れるだけで対面のチャックアウトが必要ない場合もあります。
チェックインの際に説明があると思いますので不明点は確認しておきましょう。
タバコは喫煙スペースで!
予約の際に部屋を選ぶときに喫煙か禁煙を選択します。
タバコを吸われる方はもちろん喫煙部屋にしましょう。
アイコス等の電子タバコも同様です。
トイレで吸っていて後でばれたら賠償金請求されるのでご注意ください。
喫煙所を設けているホテルもあると思いますのでこちらも利用しましょう。
電気ポットで調理しない!
部屋にはお湯を沸かす電気ポットが備え付けられていることが多いです。
これは部屋でコーヒーやお茶、カップラーメンにお湯が必要だから備え付けています。
たまにこの電気ポットを鍋代わりにしてウインナーをゆでてみたり、ラーメンを湯がいてみたりする人がいるようです。
洗っても匂いが付着するでしょうし、最悪ポットが故障してしまいます。
電気ポットはお湯を沸かすことだけに使用しましょう。
部屋から出るときは格好に注意!
ホテルの部屋には寝巻として利用してもらえるようにバスローブなどの部屋着が備え付けある時があります。
これはあくまで部屋でくつろいでもらうためのものです。
バスローブや部屋着姿で、廊下やロビーなどに出ないようにしましょう。
ホテルによっては大浴場まではOKの場合もありますので各ホテルのルールに従いましょう。
写真を勝手にSNSに投稿しない!
ホテルに泊まる際にはつい浮かれて写真をとることがあります。
写真撮影は思い出なのでいいのですが、問題なのは勝手にSNSに投稿することです。
ホテルにはそれぞれのこだわりがありますので中には投稿してほしくないこともあります。
SNSに投稿する際はホテルへ一言連絡しておくとトラブル回避になるでしょう。
チェックイン時刻を守ろう!
ホテルにはチェックイン時刻が決まっています。
ホテルによりますが15時過ぎよりチェックイン開始時刻というホテルが多いです。
これは前日までに宿泊していた部屋をホテル側で清掃やアメニティ交換し、次のお客を入れる準備時間があるからです。
あまり早くいっても部屋へ入れないので注意しましょう。
ホテルによってはアーリーチェックインとして14時よりチェックイン出来るホテルもあります。
また、部屋に入れなくてもキャリーケースを預かってくれることは多いので連絡して聞いてみましょう。
チェックアウト時間を守ろう!
ホテルにはチェックアウト時刻が決まっています。
10時までにチェックアウトとしているホテルが多いです。
これは宿泊していた部屋をホテル側で清掃やアメニティ交換し、次のお客を入れる準備時間があるからです。
あまり遅くチェックアウトしてしまうと追加料金を取られることがありますのでご注意ください。
ホテルによっては11時までチェックアウト出来るホテルもあります。
勝手に部屋へ他の人を入れないで!
ホテルによりますが、客室への立ち入りは宿泊者に限る場合が多いです。
友人や同僚を部屋に入れると追加料金を取られる場合があります。
もし入れたい場合はフロントに相談してみましょう。
友人や同僚とはロビーで会うのが無難かと思います。
連泊時はドア札を利用しよう!
ホテルに連泊する際のアイテムとしてドア札というものがあります。
客室のドアの内側に札がかけてあったり、マグネットが貼っていたりするものです。
朝10時頃までに部屋の外側にかけたり貼って使用します。
- 部屋に入ってほしくない札(清掃不要札)
- タオル・シーツの交換、ごみ処理だけしてほしい札
- 寝ているので起こさないでほしい札
以上の札だよくある札なので利用してみてください。
中には清掃なしにするとミネラルウォーターなどをもらえる場合もあります。
ルームサービスの食事は部屋の外へ!
ホテルによってはルームサービスを利用できる場合があります。
夕食やちょっとした夜食などで利用できます。
利用した後の食器などの扱いに困る時がありますが大抵の場合は部屋の外へ置いておけばOK。
備え付けのナプキンをかけておけば回収してくれます。
ワゴンで来た場合はそのまま外に出しておきましょう。
車は提携の駐車場へ!
車を利用してホテルへ移動する際にホテル備え付けの駐車場が開いていればいいのですが、満車の際に駐車場に困ることがあります。
ホテルではこのような場合を想定して提携している近隣コインパーキングがある場合が多いです。
利用券をホテルのフロントへ持っていくとサービス券を発行してくれてホテル備え付けの駐車場と同様の料金で利用できることが多いです。
注意するのは近隣パーキングならどこでもいいわけではないという事です。
ホテルからすぐ横のコインパーキングが必ず提携しているという事ではないので提携先のコインパーキングをホテルに確認しましょう。
バスルームのシャワーカーテンは内側に
ビジネスホテルやシティホテルで多いのはユニットバスです。
ユニットバスとはトイレとバスルームが一体になっているタイプ。
多くの場合トイレとバスルームを仕切るのにシャワーカーテンがあります。
シャワーを利用する際にはシャワーカーテンはするのは当然ですが、シャワーカーテンはバスタブの内側に入れるのが基本です。
シャワーカーテンをバスタブの内側に入れるとカーテンについた水滴がバスタブ側に落ち、トイレサイドが濡れないので快適にユニットバスを利用できます。
連泊で掃除をお願いするときは最低限片付けて!
連泊の際はハウスキーパーさんが掃除を行います。
ごみはゴミ箱にという最低限のマナーは守りましょう。
テーブルの上に置いておいてもハウスキーパーさんがゴミかどうか判断に迷う場合は捨てないで手を付けません。
私もよくやってしまうのですが、よくあるのがコップに中身が入っているときにコップが洗われずにそのままになっている時があります。
これもコップの中身を捨てないと洗ってくれませんので洗ってほしい場合は必ず中身を捨てておきましょう。
お香や香水、アロマなどは使用しないで!
ホテルに宿泊するのはお金を払っているからと言ってなんでもしていいわけではありません。
翌日には違う人が泊まりますので匂いのするお香や香水、アロマなどの匂いが残ると困ってしまいます。
最悪違約金を取られることもありますので注意!
あくまで部屋を借りているという認識で利用しましょう。
外出時はルームキーはフロントへ預ける
ホテル滞在中、部屋に入るためのルームキーを使用しますがフロントに預けるようにしましょう。
紛失時には賠償金を求められます。
ちょっとだからと思わず預ける習慣をつけましょう。
詳しくは下記の記事にて
まとめ
ホテル滞在は、お互いの配慮や思いやりが重要です。
上記のポイントを押さえて、心地よい滞在を楽しみましょう。