ビジネス出張や旅行で大切なのは、理想のホテルを予約すること。
しかし、予約したい条件のホテルが満室の場合でも、諦める必要はありません。
この記事では、年間200日以上をホテルで過ごす筆者が、ホテル予約の極意と効果的なキャンセル待ちの方法を紹介します。
予約が取れない瞬間こそ、臨機応変な対応が求められます。
キャンセル待ちや戦略的な予約方法をマスターすれば、理想の宿泊先を手に入れる確率が高まるかもしれません。
ホテル予約にお悩みの方々に、失敗せずに効率的に予約をするコツをお伝えします。
異なるホテル予約サイトで確認する
みなさんは予約サイトは何を利用していますでしょうか?
私は楽天ポイントを貯めたいのでよく楽天トラベルさんを利用します。
また、バナナマンさんのCMでお馴染みのagodaさんも安いクーポンがある時が多いので利用します。
どのサイトでも同じではないかと思っていないでしょうか。
実は各予約サイトによって契約しているホテルの種類が違います。
例えばとあるホテルではAサイトとBサイトのみに登録
またとあるホテルではAサイトとDサイトのみに登録
以上の様なことがあります。
ですので色々な予約サイトを検索することでご自身の条件に沿った穴場のホテルに巡り合うこともあります。
色々な予約サイトを調べてみましょう。
代表的な予約サイトの名前とアドレスを記載しておきます。
ご存じのものから初めて聞くものまでたくさんあるかと思います。
これでも予約サイトの一部というから驚きです。
メタサーチ(料金比較サイト)を利用する
メタサーチとは複数の検索エンジンから選りすぐった検索結果を統合し、1ページにまとめて表示することを言います。
旅行比較サイトでは、例えば、楽天トラベル、じゃらんnet、Booking.com、Expediaなどの旅行サイトに掲載されている宿泊プランを、検索し、その結果を一括比較表示します。
注意点としては各予約サイトで検索されるすべてのホテルが検索されるわけではないという点です。
各予約独自契約しているホテルはこのメタサーチでは見つからないことがあることも頭に入れておきましょう。
代表的なメタサーチサイトの名前とアドレスを記載しておきます。
などが旅行比較サイトとして認知されてます。
これらのサービスを利用することで比較的簡単に空室を見つけることができます。
公式サイトを確認する
ホテルや旅館のウェブサイトには、宿泊予約サイトには載っていない空き部屋情報があることがあります。
予約サイトではリアルタイムで更新されておらず満室の場合でも、公式サイトには最新情報が表示され、空室があることがあります。
中には、「公式サイト限定プラン」が用意されているケースもあります。
公式サイト限定プランには朝食無料やホテル独自のポイント、現金キャッシュバックなどの特典が付いていることもありますので、まずは確認してみることをおすすめします。
予約サイトを通さない分料金も安くなる傾向にありますのでおすすめの予約方法です。
喫煙・禁煙を変更してみる
タバコに関しては好みが分かれる部分になります。
喫煙者は部屋でタバコが吸えない禁煙室は厳しいでしょう。
禁煙者はタバコに匂いがほんのり香る喫煙室は厳しいでしょう。
が今回は部屋自体がないという事でここを妥協してみるのも一つの手です。
ホテルには共用の喫煙スペースがあることもありますし、
消臭サービスと言ってタバコのにおいを軽減してくれるサービスがあることもあります。
1つの妥協にはなってしまいますがこの点を考えてみてください。
ルームタイプを変更をしてみる
予約する部屋は1人だとシングルしか予約できないと考えていませんか?
実はツインでもダブルでも1人で予約することができます。
その分料金が高くはなってしまいますが、部屋自体が予約できないよりは大分ましでしょう。
- シングル・・部屋にはベッドが1台あり1人で1つのベッドを使う
- ツイン・・部屋にはベッドが2台あり1人で1つのベッドを使う
- ダブル・・部屋には2人で寝られるサイズのベッドが1台あり1台のベッドを2人で使う
- トリプル・・2人で寝られるサイズのベッドが1台~2台あり3人で使う
- クアッド・・2人で寝られるサイズのベッドが1台~2台あり4人で使う
以上が参考までに基本的なルームタイプです。
1人で予約しても料金がそのまま倍にはならないことが多いので確認してみましょう。
ベッドのサイズを変更してみる
ついつい広いベッドを使用したくてダブルベッドなどを選択して検索していませんか?
ベッドのサイズを指定しないことで選択できる予約はかなり多くなります。
- セミシングル(SS) 幅80cm×長さ195cm
- シングル(S) 幅97cm×長さ195cm
- セミダブル(SD) 幅120cm×長さ195cm
- ダブル(D) 幅140cm×長さ195cm
- クイーン(Q) 幅160cm×長さ195cm
- キング(K) 幅180cm×長さ195cm
以上が主なサイズです。
細かく言えばこれにロングタイプなどもあります。
参考に選択してみてください。
ホテルや旅館に電話をかけて確認する
予約サイトや公式サイトを見ても空室がない場合は直接電話をすることをおすすめします。
ホテルでは必ずと言っていいほどお得意様用に数部屋開けていることが多いです。
直接電話すると意外とあっさり部屋が取れることがあります。
ただ、ホテルに直接電話で予約する際には、コツを抑えて確実に予約を取ることが大切です。
お部屋リクエストをする際に注意点を押さえておきましょう。
- 宿泊予定日
- 禁煙や喫煙
- 宿泊料金
- 朝食や夕食の有無
- キャンセルポリシー
以上は必ず確認しましょう。
予約サイトを通して予約した場合の方が特典が大きい場合もあります。
特に電話で予約するとキャンセルが人情的にやりずらくなります。
キャンセルポリシーは確認しましょう。
車両を使用する方は駐車場についても聞いておくといいです。
電話にてキャンセル待ちをする
直接電話しても空室がない場合はキャンセル待ちをするといいです。
ホテルにキャンセル等の理由で空きができた場合に連絡してほしい旨を伝えておくと後日、予約が取れる場合があります。
こちらの電話番号を伝えて空室ができた際に連絡をもらえるようにしておきましょう。
適度に(1週間に1度ほど)電話にて空室の再確認をすると空室ができた際に連絡を貰いやすくなります。
人情に訴えかけるのは反則ではありますが、とっておきにとっておいた部屋を予約させてくれる場合がありますので効果的です。
注意点として連絡を貰った場合はキャンセルするのはやめましょう。
また、他のホテルで予約が取れた場合はキャンセル待ちが不要になった連絡を必ず入れましょう。
最悪会社単位で出禁になることもあります。
BIGLOBE旅行のキャンセル待ち機能「宿みっけ」を利用する
キャンセル待ち専用のサイトがあることを知っていますか?
ご自身の予算、宿泊先、予約日時などを登録しておくことによって空室ができた際に連絡がもらえるサービスです。
空室が見つかったあと通知が各個人にきます。
ただ同条件で設定している他の方にも通知が行きますのですぐに売り切れることもあります。
そのため、通知が届いてもすでにプランが売り切れになっていたりする点は注意しましょう。
使用方法は下記記事を参照ください。
民宿を視野に入れて検討する
ビジネスホテルに空き部屋がない時には民宿も視野に入れるといいでしょう。
地方都市に多い印象があります。
一般的な予約サイトではなく、地域の民宿サイトというものがあります。
「各地域名+民宿」というキーワードで検索すると出てくることが多いです。
朝食や夕食を民宿の女将さんや親父さんが作ってくれることが多いです。
ビジネスホテルのホテルマンよりも距離が近い印象がありますのではまる人にははまると思います。
タオルが各自準備のことが多いのでその点注意してください。
民泊を視野に入れて検討する
民泊とは、個人所有の自宅や別荘の一部または全部、マンションの一室などを宿泊施設として貸し出すこと、または宿泊することを指します。
2018年6月に施行された「住宅宿泊事業法(民泊新法)」では、「届出」さえすれば、旅館業法の許認可がなくても、民泊を運営することが可能となりました。
この民泊は一般的な予約サイトを検索しても中々出てこないです。
民泊を専門に取り扱っているサイトがありますのでこちらを利用して検索してみましょう。
民泊には注意点があります。
- 予約した物件を訪れたが存在しなかった。
- オーナーと連絡が取れず鍵を受け取れなかったために宿泊できなかった。
- 事前に説明されていなかった清掃費用を請求された。
- 不衛生な状態で利用できなかった。
- 宿泊前にキャンセルしたが宿泊料の全額をキャンセル料として請求された。
等がありますので個人では契約せず、必ずサイトを利用した取引を行いましょう。
ホテルのサブスクを利用する
定額料金を払うとお得に宿泊できるホテルサブスクサービスというものがあります。
毎月一定額を登録費用として支払うことにより利用できるサービスです。
通常の予約サイトを検索するだけでは出てこないホテルがここにはあります。
複数日使用するとかえってお得になるプランもあります。
都心部などに宿泊施設が多い傾向があります。
困った際に利用してみるといいでしょう。
サブスクはそれぞれ強い地域がありますのでご自身にあったサブスクに加入しましょう。
注意点としてはサブスクというシステム上、止まらない月があっても一定額支払わなければならないという事です。
マンスリーマンションを利用する
こちらは短期ではなく長期の宿泊先を探している方におすすめのサービスです。
賃貸として貸し出しているアパートやマンションの1室を1か月から借りれます。
一般的な賃貸物件との違いとしては生活に最低限なテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家具や家電が備え付けであることが多い点です。
また、インターネット接続も工事完了済みのところが多く、契約するだけのところが多いです。
契約のタイプとしては1年以上か1年未満かというところが大きく分かれるところです。
契約方法も色々で敷金礼金を含めて一括払いの場合や電気・水道などの公共料金は個人で契約する場合もありますので契約には注意が必要です。
その分ある程度の期間を超える場合はマンスリーマンションタイプの方が料金もお得になることが多いです。
個人的な感覚としては2か月以上の場合はビジネスホテルよりお得かと思います。
まとめ
理想のホテルが取れないときは結構多いです。
今回の記事を参考に理想に近いホテルを撮れればと思います。